デザインスタジオ・みらいが主催する「デザインコンペ2020:BASIC DESIGN COMPETITION 2020」に応募したものである。なかでもテーマポスター部門を選び、持続可能な開発目標(SDGs)の目標13「気候変動に具体的な対策を」に沿うポスターを制作した。
目標13は「地球温暖化」について述べられている項目であり、地球が高熱に侵されている様子を描いた。地球は熱に負けて溶けながらも、ヒトが発熱したときと同じように氷のうを頭に乗せ、体温を計っている。
体温計の数値は、2050年には世界平均気温が2℃上昇すると予測されていることから由来する。氷のうで冷やしてはいるが、それが北極の海氷であることは皮肉である。
ポスターには遠くから見ても伝わること、メッセージの明解さが重要だと思い、その上で制作をおこなった。温暖化を伝えるため、温暖に加えて危険や注意・緊急の意味を抱かせる「赤」を使用。タイトルは「発熱」。